『連結納税制度とは』

連結納税制度は、親会社とその100%子会社の各法人の利益と損失を通算して法人税を計算する制度です。
親会社には資本金等の基準はありませんので中小法人であっても適用対象になります。
また、連結納税制度は選択制となっており、選択した場合は全ての100%子会社を含めなければなりません。

『メリット・デメリット』
メリット
  1. グループ企業の損益の通算が可能となるので赤字会社がある場合トータルの
      法人税額が減少します。
  2. 採算部門、不採算部門を分社化してもグループ全体として追加納税が生じない
      ので機動的なグループ運営が可能になります。
デメリット
  1. 連結付加税として2%を法人税率に上乗せされます(2年間)。
  2. 子会社に繰越欠損がある場合には、切り捨てになります。 
  3. 親会社が同族会社である場合には、連結グループ一体として留保金課税が行われます。